プロフィール
彫刻家 志村ひろこ HIROKO SHIMURA
粘土の素材に魅了され彫刻と陶芸をしています。
彫刻では、人の身体の美しさ、素晴らしさを内面を含めて表現することを目指しています。
陶芸では、日常使いのうつわや陶人形を作っています。見ていて、使っていて“ほっこり”するような“クスッ”とするような…癒されるもの、あったかいもの、幸せな気分になれるものを目指しています。
制作中は、自分の気持ちや感情を大事にしています。そのままお客様の元にエネルギーとなって伝わると考えるからです。
楽しく、いい気分で、自分のペースで自分らしく制作した作品をお届けします。
“作品は、私の分身”
陶ででできた彫刻のお人形は、一つ一つ粘土を盛り付けたり彫ったりしながら造形しています。これは人体彫刻を作っている時同様、形の美しさや内側から溢れ出すエネルギー、そこに在る存在感、心情を表現することを追求しております。
その後、700度で一度素焼きをします。焼き上がったら色つけをします。絵の具ではなく、釉薬を使用し、ガラス質の光沢や色と色が溶け合ってできた模様、窯変をいかしております。釉薬も奥が深く、彫刻と陶芸を融合するのはとても難しいと感じており試行錯誤の日々です。また、多くの粘土を試した結果、土肌のしっくりくる今のものにたどり着きました。造形はもちろんのこと土や釉薬にこだわり続けていきたいです。
釉薬で色つけをした後、1230℃で本焼きをして仕上げます。食器と同じで色落ちや変化はしませんしお口に入れても安全です。
焼き物ですので、手のひらに乗せるとずっしりと存在感のある作品です 。
一つ一つ手づくりですので、色ムラや歪み、貫入等は、その時にしかない世界に1つだけの景色としてお楽しみ下さい。
作品は出来上がって完成ではなくお客様の手元に行って毎日の生活の中で完成していくもの思っております。私は生みの親、お客様は育ての親として可愛がっていただければ幸いです。
日展会友/日本彫刻会正会員
経歴
展示歴
2003 「織部の心作陶展」岐阜県土岐市セラトピア、岐阜
2004~2022 「群馬県美術展」群馬県立近代美術館、群馬
2004~2022 「日彫展」東京都美術館、東京
2019~2022 「日彫東海展」愛知県美術館、愛知
2019~2022 「日彫北陸展」富山市民プラザ、富山
2008~2022 「北彫展」北区北とぴあ、東京
2011~2022 「日展」国立新美術館、東京
2021 「志村ひろこ展」大和屋 高崎本店、群馬
2021・2022 「日本彫刻会新鋭選抜・受賞作家展」銀座ギャラリー青羅、東京
2022 企画展 「シチフクジン展」ピカレスクギャラリー・東京
2022 企画展「雷擬獣化展」ピカレスクギャラリー・東京
2023 個展「心を繋ぐかたっち子」ピカレスクギャラリー・東京